小さな贅沢を楽しむ女子旅ノート!

小さな贅沢を楽しむ女子旅ノート まだ見ぬ景色や人、美味しい食べ物との出会いを楽しむ女子旅をお話しします!

世界文化遺産登録にむけ活気づいている佐渡ヶ島へ

世界文化遺産登録の声が続いている「佐渡ヶ島

やはり観光客が増えているようで、

今のうちにということで先日行ってきました。

 

佐渡汽船 ジェットフォイル

11:30新潟港出航

1時間ちょっとで佐渡両津港到着です。

 

景観が良いと思い、2階前方の席を取りましたが、

先頭にはガラス飛散防止のためにアルミ板が張られ

外が見えません。これは残念でした。

3,4列目以降の窓際だと、きれいな海や離れていく新潟、

近づいてくる佐渡ヶ島を感じることができお勧めです。

カーフェリーのように、うみねこが付いてきて

餌をあげることはできません。

が、あっという間に到着です。

 

一周は約280km、面積は東京23区の1.4倍ほど。

本州最大の島に、5万人が暮らしています。

以前訪ねたときは、金山、トキの森公園、真野御陵、

尖閣湾、大佐渡スカイラインなど

誰もが知る観光地をまわってみましたが、今回は佐渡の知人が

最近話題になっているところを案内してくれました。

 

両津港から県内一番の大きな加茂湖を見ながら清水寺(せいすいじ)へ。

京都の清水寺(きよみず寺)を模して建立したといわれていますが、

(せいすいじ)と読みます。

仁王門をくぐると長い石段が続いています。

高く並ぶ杉木立の間の石段。

駐車場が石段の途中にありますので、

小さな子供や、お年寄りも無理なく登っていけます。

登り終えると正面に、救世殿(ぐぜでん)が。

清水の舞台を感じさせます。

 新潟県佐渡市 新穂大野 124-1 お問合せ先 0259-22-2167

 

佐渡七福神巡礼コースの1つです。

まだ周りの手入れが行き届かないようですが、

それがまた風情があり、思わずため息が出ます。

  

 

近くの長谷寺

こちらもはせでらと読みたいところですが、

(ちょうこくじ)です。

大和の「長谷寺」を模した寺です。

    新潟県佐渡市 長谷 13 お問合せ先 0259-66-2052

 

近くに多くの寺や城跡があり、佐渡の歴史を感じます。

神社・仏閣巡りが続きます。

 

 

妙宣寺

境内にある五重塔新潟県内唯一のもの。

日蓮大聖人の直弟子阿仏房日得の自宅を

阿仏寺としたものが前身と言われています。

この五重塔は、日光東照宮の塔を模して作られたとされ、

国の重要文化財に指定されています。

直江兼続が奉納したと伝えられる槍の穂先なども観られます。

 

五重塔が美しく佇んでいます。

 

整然とした境内とかやぶき屋根の庫裏(くり)です。

           新潟県佐渡市 阿仏坊 29 お問合せ先 0259-55-2061

 

 

 

大膳神社

品格漂う能舞台をもつ資朝卿ゆかりの社

         新潟県佐渡市 竹田 562-1 問い合わせ先 0259-55-2953

田園風景の中、少し奥まったところに大膳神社が。

佐渡で最古と伝わる、由緒ある能舞台です。

この能舞台は1846年に再建されたもの。

かつて宝生流太夫家から選ばれた国仲四所の御能場の一つで、

格式の高い舞台として能以外には使わせなかったと言われています。

最古の演能記録は、1863年以前とのことです。

真野地区には佐渡鷺流狂言も伝えられていて、

現在も4月、6月と上演されています。



 

SADO RESORT HOTEL AZUMA(ホテル吾妻)

両津から相川方面に向かって神社仏閣巡りを満喫し、

夕日に一番近い宿と言われるホテル吾妻に宿泊です。

 

      新潟県佐渡市相川大浦548-1 問い合わせ先  0259-74-0001

 

目の前に広がる美しい七浦海岸は、「日本の夕陽100選」にも

選ばれている佐渡有数の景勝地です。

七千坪の庭園、佐渡ブルーの空と海は

絵画のように美しい光景で、ホテル選びは決まりました。

 

 

北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)

 

                 新潟県佐渡市 相川北沢町 3-2

 

近くのレストランの方が、いろいろと説明してくれました。

 

もとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を

金銀の採取に応用し、日本で初めて実用化に成功。

金山の鉱物を、金銀銅、ガラスまで採取できたとのことです。

日本で初めて成功した浮遊選鉱場で、東洋一といわれています。

右手の建物は、発電所

廃墟に緑が生い茂る様から“佐渡ラピュタ”とも言われています。

 

宿泊したホテル吾妻では、夜のライトアップされた

幻想的な北沢浮遊選鉱場跡をバスで案内してくれました。

また別の雰囲気で素敵でしたが、

あいにくの雨で、残念な写真になってしまいました。

 

 

 

尖閣湾揚島遊園

尖閣湾を一望する観光スポット

日本海の荒波で削られた断崖と岩礁からなる2kmほどの海岸線です。

絶景と言われる北欧ノルウェイ「ハルダンゲル峡湾」の景観に

勝るとも劣らずといわれています。

曇っていましたが、それでも澄んだ海を感じてもらえると思います。

          新潟県佐渡市 北狄 1561 問い合わせ先 0259-75-2311

周辺は「全国渚百選」にも指定されている海中公園です。

 

 

 

尖閣湾から、すぐの佐渡奉行所跡

佐渡奉行所は、相川湾を眺望する舌状の台地上にありました。

慶長8年(1603)、大久保長安は相川の金銀山が栄えると、

陣屋(佐渡奉行所)を慶長9年相川へ移しました。

現在の佐渡奉行所は平成7年より復原工事、

平成13年4月より一部一般に公開されています。

 ー佐渡観光ナビよりー

         新潟県佐渡市 相川広間町 1-1 お問合せ先  0259-74-2201

 

 

 

入り江の奥に寄り添う「千石船と船大工の里」

集落 宿根木


吉永さゆりさん出演「大人の休日クラブ」のCMで

瞬く間にに有名になった宿根木です。

江戸時代、船大工が作り上げたという町並みです。

                     新潟県佐渡市 宿根木

小さな入り江の奥に、船板などを利用した

板壁の民家100余棟が密集する町並みは、

国の重要伝統的建造物群保存地区です。

集落全体が船の仕事に従事した歴史を感じます。

民家3棟が公開(有料)されており、

拝見した民家は、数年前までおばあさんが

お一人でお住まいだったとか。

 



宿根木が最も繁栄したのは、佐渡金山繁栄期、

江戸後期から明治初期です。

西廻り航路の全盛期であった北前船稼業として発展。

このころ現在の宿根木の町並みが形成されました。

 

 

 

近くの矢島・経島によって両津港

赤い橋がつなぐ伝説の矢島・経島

浪曲佐渡常和で有名なお光の碑

たらい船も人気です。

              新潟県佐渡市 小木 問い合わせ先 0259-27-5000

 

 

 

弁慶のはさみ岩 

            (県道45号線沿い、下相川の浜)

鬼も逃げ出す力自慢、佐渡弁慶が投げた岩と言われ、

岩と岩の間に、くさび型の岩がすっぽりと挟まっています。

岩が落ちない様子から、多くの受験生が願掛けに訪れるそうです。

 

言い伝え:その昔、佐渡弁慶ら山伏一行が

相川から金北山へ修行に行く途中で、

待ち伏せした鬼が力比べを所望してきた。

その時に佐渡弁慶が投げ飛ばした岩が

下相川の浜まで飛んできたといわれています。

 

弁慶のはさみ岩を見ながら両津港へ~

 

歴史と文化が色濃く残された佐渡の旅を満喫しました。

食事も美味しく、また島の皆さんが世界遺産に向け

観光客に島の良さを伝え、温かく迎えてくれていることが

とてもよく伝わりました。

どこをとっても、素敵な佐渡ヶ島でした。

 

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上越市柿崎区 浄善寺

珍しい建物の寺院で以前より気になっていた浄善寺です。

海外線をドライブしながら行ってみました。

 

こちらの浄善寺は新潟県の南西部、

上越市の北端に位置する仏教寺院です。

 

本堂は大正時代に設計され昭和3年に建立されたもので

インドパゴダ様式のエキゾチックな雰囲気で、

まるで外国へ行ったかのような気分になります。

 

パゴダ様式の本堂としては日本初のものと考えられています。

江戸・明治時代に度重なり発生した柿崎大火により

その都度類焼した為、鉄筋コンクリート造りとなったようです。

 

「モダン寺」として親しまれている本願寺神戸別院と

同時期に設計されたもので

2019年(令和元年)12月5日、

本堂が国の登録有形文化財として登録されました。

 

 

境内には、推定樹齢400年を超えた大ケヤキが。

悠然とした佇まいで長い歴史を感じます。


寺伝によると開基は親鸞聖人に出会った夫婦と伝わり、

境内には親鸞聖人が一夜の宿をとられたと

伝わる御旧跡地があります。

住所:新潟県上越市柿崎区柿崎 6389

 

近くにはやはり変わった様式の建物

浄福寺もあり、訪ねてみました。



住 所:新潟県上越市柿崎区柿崎6654番地

 

こちらは、昭和2年完成。

現在の本堂は、関東大震災後の歌舞伎座がモデルです。

当山の開基善順は俗姓を井上忠長、

かつて鎌倉の扇ヶ谷に居住していた源氏の武将でしたが、

鎌倉兵乱の際に没落。

武名を隠して、柿崎で「扇屋」と名乗っていたとのこと。

念仏禁止の難により越後にいた親鸞聖人から、

1211年釋善順の法名を授かったのが始まりだそうです。

 


神社仏閣は、パワースポットと言われることが多いのですが、

神社などを訪れた際の、清々しさは

誰もが感じることではないでしょうか。

参拝を忘れずに、訪ねてみては如何でしょう。

 

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小千谷市山本山高原からみえる田畑のパッチワーク

上越線長岡駅から上り3つ目の「小千谷駅

また関越自動車道小千谷インター」より、

車で10分少々の山本山高原 

 

車で、小千谷インターを出たら市内に向かいます。

すぐの信号(右手にスーパー原信)を右折後10分程走ると、

大きな山本山高原の看板が見えてきます。

山本交差点(信号)の先10Mくらいの小路を右折、

後は道なりで登っていきます。

(冬季間は積雪により山頂までの道が通行できません。)

 

 

標高336mの山頂が高原となっており、

運転の未熟なわたしでもゆっくりドライブできましたし、

ハイキングの方も見かけました。

高さはありませんが、十分高原を感じることの

できる場所を見つけて嬉しいです。

 

お天気の良い日には山頂からは越後三山、

遠くは会津の山並みも見渡せ、

眼下には信濃川の壮大な流れと、

緑豊かな越後平野を望むことができます。

訪れた時は、稲の刈入れが終わり、

田や畑がパッチワークのような美しさでした。

 

少し歩くと、そば畑の白い花が一面広がり、

青空と美しい初秋の景色を堪能出来ました。

そば畑に向かう途中は、ブル―ベリーの苗木が沢山植えられ

きっと沢山の実を付けるんだろうと思います。

 

ここでは菜の花とひまわりが毎年交代で作付され、

偶数年は菜の花、2023年はひまわりが迎えてくれます。

晩秋の早朝には雲海などを見ることもできます。

 

山頂では、子供連れも多く自由に飛び回ったり、

お弁当などを食べていました。

 

 

山頂には、「やまもとやまcafe本」があります。

地域おこし協力隊として小千谷市にきて、

そのまま移住したオーナーが、

中越地震を機に使われなくなった山本山の山頂休憩所を

カフェに改装オープンしました。

小千谷産の野菜をたっぷり使ったカレーや、

ブルーベリーを使ったデザートなど美味しく頂きました

 

春の新緑に癒されに出かけたいと思います!

 

小千谷はお蕎麦も有名です。

古くから麻織物「縮」の街として栄えた小千谷市

縮の糸を紡ぐ際に使われていた

「布海苔(ふのり)」をつなぎとして

へぎそばは生まれました。

わたや角谷須坂屋さんどこのお蕎麦も大変美味しく

小千谷を訪ねた時には、いただいて帰ります。

 

・わたや本店、平沢店(へぎそばをはじめ、

個人的にはわたやが開発したみどりのラー油を使った料理や

かも南蛮蕎麦も大好きです。インター近く)

・角谷(明治22年創業のへぎそば屋)

・須坂屋(おいしい自家製手打ち蕎麦)

 

※蕎麦を「へぎ」と呼ばれる大きなせいろのような器に盛り付けます。

水でしっかり〆て一口大に取り分け、

手で振るようにして盛り付けることから

「手振りそば」とも呼ばれています。

盛り付けられたそばは波をイメージして盛られ、

見た目もとてもきれいです。

 

 

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紅葉と激しい流れに圧倒 新潟県妙高の苗名滝

自然を求めて新潟と長野の県境を流れる

関川にかかる苗名滝を訪ねてみました。

 

 

「日本の滝百選」に選ばれている苗名滝。

マグマが冷却されたときにできた柱状節理が発達し、

落差55mの滝から落ちる水音があまりにも激しく

地震のようだったことから別名「地震滝」と呼ばれています。

 

 

 

写真からも伝わると思いますが、

前日の雨のためか凄い水量です。

激流、響きに圧倒されます。

 

さまざまな渓谷美を楽しめる苗名滝ですが、

人気のシーズンは雪解けの水が大量に流れ込む新緑の美しい春、

紅葉に染まる秋です。

夏も涼しさを味わえそうです。

 

遊歩道も整備されていましたが、

落ち葉や石の上を登ったり、

途中に吊り橋が2か所ありますので、

滑らない歩きやすい靴でお出かけください。

滝つぼまで徒歩15分ほどで到着しました。

 

 

 

森林セラピーロードに指定された

妙高高原自然歩道」における

スタート(/ゴール)地点でもある苗名滝です。

散策しながら癒し効果も期待できそうです。

 

いもり池周辺も紅葉が進み、散りはじめていました。

天気が良く、池に写る逆さ妙高も楽しめます。

 


空の青さと白い雲、赤や黄の紅葉と

美しい日本の秋を堪能できました。

 




utukusii-kuni-no-koto.hatenablog.jp

 

 

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浄化のパワースポット 龍ヶ窪(新潟県中魚沼)

 

私達は日々の生活の中で、

心身のエネルギーバランスを崩したり、

心や体に負のエネルギーなどを蓄積しているといわれます。

 

このコロナ禍では、多くの人が

常に不安やストレスを感じて過ごしています。

 

そうすると疲労感が抜けなかったり、

心の迷いが 生じやすくなったりします。

そんな心身の状態を解消する、

心身のエネルギーバランスを取り戻すのに効果的なスポット、

「浄化力を有する上質な水エネルギーが

豊富に宿っている場所、浄化のパワースポット」です。

 

美味しい水質、豊富な湧水量から

1985年に「日本名水百選」の一つに選定された

浄化のパワースポット、龍ヶ窪へ行ってみました。

 

苗場溶岩層とその下の魚沼層群との境からの

湧水の一つが「龍ヶ窪」です。

1974年には新潟県自然環境保全地域に指定されています。

紅葉も終わりに近づいていましたが、美しい龍ヶ窪でした。

 

 駐車場から歩き始めてすぐ、池から流れてくる水を目にします。

湧き水とは思えないほどの量です。

 

この先すぐ左手に神社(岡・谷内各集落の弁天様)、

右に行くと池の方へと続きます。

 

池の周りは、広葉樹のブナ、ナラ、サワグルミ、ハウチワカエデ、モミジ、

ホオノキ、トチノキなどで覆われ、ひんやりとした空気で凛とします。 

 

自然に囲まれた池から毎分30トン、

1日43,000トンの水が湧き出て、

約1.2ヘクタール(10000平方メートル)の池全体の水が

1日で全て入れかわり、決して濁ることなく

全ての風景を映し出し鏡のようです。

画像では、澄んだ水が 伝えられず残念です。

 

 

 池の底と秋空が融合して映っています。

 

龍ヶ窪は神秘的な数々の龍神伝説が残っています。

これを守る2つの集落はそれぞれの神社を有し、

毎年7月に祭礼を行っている極めて神聖な池です。

 

建立されている竜神伝説の石碑をご紹介します。

 

 

1. 名水百選「竜ヶ窪」に伝わる 竜神伝説  

昔このあたりに芦ヶ崎という村があった。

ある年、長い日照りが続き村人は食べ物はおろか、

水一滴すら飲めない苦しい生活をしていた。

あるとき一人の青年が天上山へ食べ物を探しに出かけたが、

そこで見たのは、昼寝をする恐ろしい竜の姿。

恐怖でおののく青年は、側にある卵に気付き、

年寄りと子供だけにでも食べさせようと、

こっそり盗んでなんとか村へ持ち帰った。

卵を割り始めると中から出てきた龍の子が母龍に助けを求めた。

すると、怒り狂った龍がすぐさま現れ、

村人を皆食い殺そうとした。

村人たちはせめて子供だけは助けてほしいと必死にお願いし

村人たちの必死さに心を打たれた龍は、

三日三晩雨を降らせ、池を作ってやった。

村人たちが礼を言うと龍は

「この池はお前たちの美しい心の象徴だ。

しかし、人の心の曇るとき、この池は涸れるだろう。」

と言い残し消えたという。

村人はこの池を「竜ヶ窪」と名づけて大切にし、

神社を建てて龍神様をお奉りしたと云う。

 

2. 竜神伝説 

この地域では、水が豊富なため雨乞いは、殆ど行われないが、

この池(竜ヶ窪)に松之山や南魚沼地方から

水をもらいに来る習わしが続いた。

日照りが続くと、一升樽に酒を入れ

それを竹竿の先につけてかつぎ、二人か三人で訪れる。

竜ヶ窪の弁天様にこれを上げ、ぼん様がお経をあげる。

集落の役員も参列し後で酒を飲む。

空になった樽に池の水を入れ、竹の先につけ

それに御幣をつけて持ち帰った。

雨を降らせたい所へその水を撒けば、

必ず雨が降り人々は皆お礼に再び池へ訪れた。

水を持ち帰る際は、一休みするときも、

肩から決して下ろしてはならず、

地面に置いてしまうと その場に雨が降ると伝えられた。

 

3.竜神伝説 

その昔、ある晴れた暑い日、信州の北野の天神参りに行った帰り道、

暑気をさまそうと、竜ヶ窪の池に飛び込んだ。

中ほどまで泳いで行くと、不気味に霧が立ち始めた。

あわてて岸へ引き返したが、霧はみるみる深くなり、

空には暗雲が立ちこめた。

着物を着る暇もなく、慌てて家に逃げ帰るが、

逃げる通りに、黒雲と雨は、どこまでも追いかけ続け、

その人は原因不明の病に倒れ、死んでしまった。

これは、竜ヶ窪の池の主に追われて死んだのだと云う。

 

4.竜神伝説 

竜が窪の池も昔は大樹老木に覆われて、

陽光も通わぬほどだったという。

その昔、お寺の建立の話がまとまり四方から木材が集められ、

竜ヶ窪の老木も切ることになった。

倒すとき思うようにならず、老木は池の中に転がり込んだ。

人手を借りて一度引き上げるのだが、

翌日行ってみると、また前と同じ池の中に入っている。

池の主の許しがないものと、引き上げることを諦めた。

その老木は今も池の底で朽ちることなく、その姿をとどめていると云う。

 ーいくつもの竜神伝説があり興味深く 載せてみましたー

 

龍ヶ窪

新潟県中魚沼郡津南町谷内

JR飯山線津南駅」からタクシーで15分

関越自動車道越後川口IC」または「塩沢石打IC」より車で約60分

 

 

少し足を延してみませんか?

utukusii-kuni-no-koto.hatenablog.jp

 

温泉旅館のくつろぎと、ホテルの便利さをあわせもった越後湯澤 HATAGO井仙

             

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マイクロツーリズム 小さな旅

 

マイクロツーリズムという言葉を最近よく耳にします。

新型コロナウイルス感染症流行で、

訪日外国人旅行者によるインバウンド消費が断たれました。

国内の観光産業を回復させるため、

日本人に国内旅行を通して、近場の魅力を再認識してもらいたいと、

星野リゾート代表の星野佳路さんがお話しています。

 

3密を避けて地元の人が近場で過ごし、

安心安全に楽しく過ごすスタイル。

遠方や海外をイメージすることが多い「旅」を

地元に目を向け、コロナ禍の旅行ニーズに合わせたサービスや

地元を深く知るきっかけを作る。

そして感染拡大を防止しながら地域経済を両立するなど、

新たな旅のあり方を提案されています。

 

 

それぞれの地域で、お部屋数の少ない静かな寛ぎのお宿があります。 

いつもどこか緊張している心と体を安めに、

自家用車で出かけるのもいいですね。

 

滞在中は人との接触を極力避け、

露店風呂付お部屋や部屋食、

戸外食(外での食事を提供している宿もあります。)など、

安心のプライベート空間を提供しているお宿が沢山あります。

ゆったり癒しの時を過ごしてみたいですね。

 

こちらの「クワトロ」はチェックインから、

温泉、夕食、朝食、チェックアウトまで、

すべてをお部屋の中で楽しむことができました。

下記事で、クワトロの写真や、宿泊時の様子などアップしています。

良かったらご覧くださいね。

utukusii-kuni-no-koto.hatenablog.jp

 

 

 

著莪の里ゆめや(しゃがのさとゆめや)は全11室で、

何回かお邪魔していますが、

館内で他のお客様と顔を合わせることがなく過ごせました。
 

utukusii-kuni-no-koto.hatenablog.jp

 

 

 

以前宿泊した長野県浅間温泉の星野リゾート 

界 松本(かい まつもと)では、凛として優しく、

非日常の空間とスタッフのお出迎え、 

ゆったりとプライベート空間を堪能出来

ました。

 

 

ずっと以前、「安近短」などという言葉が流行しました。

旅行・行楽の傾向を言う言葉で、費用が安く、距離が近く、

日程が短い小旅行や日帰りで楽しむレジャーなどをさす言葉ですね。

 

マイクロツーリズムとは、ちょっと違いがありますが、

お気に入りの宿を見つけて、

日本の豊かな四季折々の季節や料理を楽しみに安心して出かける。

これからはそんな旅を楽しみたいですね。

 

 

高度経済成長期、各地の温泉旅館やリゾートホテルは

地元のお客様の宿泊が主流でした。

温泉や自然散策、贅沢な料理や居心地のよい客室など、

滞在を通して明日への活力を取り戻す、

そんな保養目的での利用が一般的でした。

 

今般の状況でも、人々の移動が制限される中、

リモートワーク勤務や家事に追われながら自宅にこもる生活など、

急激な生活様式の変化で多くの方々が疲労を抱えています。

 

私たちは、改めて旅の役割を見直し、

上げ膳据え膳でゆっくり楽しむお食事や、

思い思いに過ごす非日常のひとときなど、

地元の方に「小さな旅行」を楽しんでいただく機会となるよう、

3密回避しながら安心安全な滞在を提供します。 

【星野リゾート】星野リゾートが提案する「マイクロツーリズム」~地域の魅力を再発見し、安心安全な旅 Withコロナ期の旅の提案~ | ニュースリリース | お知らせ | 星野リゾート【公式】

ww.hoshinoresorts.com

 

           

 

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お休みを外すとこんなにゆったり軽井沢だより 

避暑地として古くから親しまれてきた軽井沢。

豊かな自然や美しい教会、お洒落なお店など

観光スポットがたくさんあります。

 

今回は、連休を少し外した混雑のない軽井沢で、

鳥のさえずりや、風に揺れる樹々のざわめきに耳を傾け、

贅沢なひとときを過ごしてきました。 

 

 

1日目

中軽井沢

 

ハルニレテラス散歩

100本を超える春楡の樹々の中、

川沿いに素敵な雑貨店やレストランが集まっています。

せせらぎを聞きながらゆったり散歩を楽しみました。

    ↓

石の教会・軽井沢高原教会

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まず寄ってみたのは、宗教家で評論家の内村鑑三氏が掲げる

「無教会思想」をもとに誕生した石の教会へ。

 

石とガラスが織り成す独特のフォルムで、

自然と建築の調和を目指すオーガニック建築家、

ケンドリック・ケロッグの代表作です。

自然の中にいて、自然の一部になったような、

何物にも縛られない自由。

石は男性、ガラスは女性で、

お互い支え合っていることを表現しているそうです。

 

十字架も祭壇もない堂内は、

形式にとらわれない二人の誓いの場として人気です。

地下には内村鑑三の資料展示室もあります。

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内村鑑三「後世への最大遺物について」

お金もない、手がけた事業も名声も思想もない普通の人でも、

後世に残せるものがある。

それは人に恥じない、真面目な生活を送ることである。

そしてこの世は楽しい世であったと語ること、

これは誰にもできるー

 

ちょうど式の終わったお二人とゲストが、

石の教会からお庭に出てお写真を撮っていました。

   ↓

軽井沢高原教会

 

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少し歩いて、軽井沢高原教会へ。

三角形屋根が印象的なカトリックの教会です。

可愛いシスター姿のスタッフから案内していただき、

厳かな雰囲気が漂う内部の様子を見せていただきました。

温かみのある静かで落ち着いた空間が広がっています。

写真撮影は残念ながらできませんでした。

2つの教会は近くですので、気持ちよく散策しながら見学できます。

 

   ↓

星野温泉 トンボの湯

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大正4年開湯、源泉かけ流しの日帰り温泉です。

露天風呂では鳥のさえずりを聞きながらまったりと。

ここも、休日を外したせいか、混雑もなく過ごせました。

 

   ↓

旧軽井沢 

 レストラン酢重正之

「味噌、醤油や調味料、和の味の美味しいお店」と、

友人に勧められていたレストラン酢重正之へ。

 

良質な地場産の旬の食材が、味噌・醤油・たれ、

ドレッシングで一層おいしくいただくことができ、どれも大満足でした。

一番のお気に入りは、「醤油豆 国産黒豆」です。

蒸した黒豆を麹に漬け込み熟成させたもの。

酢重では、じゃがバターや野菜にかけたものを

いただきましたが、絶品です。

冷奴やとろろや長芋の千切りにかけたり、

ドレッシングやマヨネーズと合わせても美味しいとのことです。

 

旧軽ロータリー前のレストランには、通りを挟んで店舗もあり、

お土産も沢山買うことができました。

www.suju-masayuki.com

 

     ↓

ザ・プリンス軽井沢

軽井沢の駅前「プリンスグランドリゾート軽井沢」の中にある

「ザ・プリンス軽井沢」に宿泊。

新緑の中に佇むガラス張りの外観が素敵なリゾートホテルです。

どの部屋の客室からも豊かな自然を眺めることができます。

 

松林に囲まれたザ・プリンス 軽井沢で、軽井沢の魅力を心ゆくまで

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レストランは湖に面していて浅間山も見え、

水鳥や樹々を眺めながらの食事で癒しの時を過ごすことができます。

レストランでの朝食が特におすすめで、

信州サーモンマリネとオニオンのサラダ、

信州八ヶ岳高原ジャージーヨーグルトは

とても美味しく朝食の楽しみの一つです。

 

 

2日目

ザ・プリンス軽井沢

   ↓

ザ・プリンス ショッピング プラザ

「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」は、

約200ものショップが軒を連ねるショッピングモール。

アウトレット店舗で、通常よりも安く服やバッグなどを購入しました。

 

   ↓

旧軽井沢 

 川上庵

ここのクルミだれ蕎麦を食べたくて、お昼に行ってみました。

たっぷりクルミが入っていてこちらも絶品。

最後の一口は、クルミだれに辛めのつゆを足していただいてみました。

 

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雲場池

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雲場池の周辺には遊歩道が設けられており、

新緑の樹々が水面に美しく映るのを見ながら、

のんびりと散策、一周しても10分ほどです。

また近くの駐車場までの別荘地内の小路も

涼しい風が吹き抜けていて、軽井沢満喫です。

 

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帰路へ

車で碓氷軽井沢インター近くまで走ると突然力強く現れます↓

 

「奥妙義の高岩」

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日本二百名山、日本三大奇景として知られる妙義山ですが、

こちらは奥妙義の高岩と呼ばれる幻の妙義山、絶景です。

 

 

非日常を気軽に楽しめる軽井沢。

自然豊かなスポットは、眺めているだけで心が癒されます。

今回連休を少し外しただけで、

本当にゆったり、のんびりできました。

ハルニレテラスやタリアセン、ムーゼの森の散策、

旧軽井沢銀座通りでの食べ歩き、美しい教会巡りなど、

その時の気分や体調で、楽しく動き回ったり、

のんびり自然に包まれて過ごしたりできます。

 

軽井沢は、沢山ガイドブックが出ています。

スポットも旧、中、南軽井沢などに集まっていて、

移動も短くプランしやすい観光地です。

 

先回は、白糸の滝(北軽井沢)、

旧三笠ホテル(旧軽・三笠通り北)、

万平ホテル(旧軽東側)のアップルパイでまったり、

ブランジェ浅野屋(旧軽)でおみやげ、

千住博美術館(南軽井沢)などを回る旅でした。

 

www.senju-museum.jp

千住博美術館は、独特の色彩美で知られる

千住画伯の日本画を展示しています。

美術館は優美なカーブのガラス張りが印象的な建物で、

自然豊かな軽井沢の地形を利用した造りとなっていて、

敷地内の緑も素敵です。美術ファンのみならず

建築ファンの方にも是非見学してほしい美術館です。

 

ブランジェ浅野屋は、

外国人向けにオープンした老舗のベーカリーです。

特注の石窯で焼き上げる欧風ハード系のパンを中心に、

店内には約70種類ものパンやジャムが並びます。

お土産用に沢山選びました。

 

 

ムーゼの森 | 大人の知的好奇心 | 軽井沢

次回は、今回行けなかったムーゼの森「軽井沢絵本の森美術館・

ピクチャレスクガーデン」やタリアセンで紅葉を楽しみ、

旧軽で美味しい食事も楽しみたいと思っています。

 

酢重もまた是非寄ってみたいと思っています。

気軽に行け、何度でも楽しめる軽井沢です。

 

 

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