上越市柿崎区 浄善寺
珍しい建物の寺院で以前より気になっていた浄善寺です。
海外線をドライブしながら行ってみました。
こちらの浄善寺は新潟県の南西部、
上越市の北端に位置する仏教寺院です。
本堂は大正時代に設計され昭和3年に建立されたもので
インドパゴダ様式のエキゾチックな雰囲気で、
まるで外国へ行ったかのような気分になります。
パゴダ様式の本堂としては日本初のものと考えられています。
江戸・明治時代に度重なり発生した柿崎大火により
その都度類焼した為、鉄筋コンクリート造りとなったようです。
「モダン寺」として親しまれている本願寺神戸別院と
同時期に設計されたもので
2019年(令和元年)12月5日、
本堂が国の登録有形文化財として登録されました。
境内には、推定樹齢400年を超えた大ケヤキが。
悠然とした佇まいで長い歴史を感じます。
寺伝によると開基は親鸞聖人に出会った夫婦と伝わり、
境内には親鸞聖人が一夜の宿をとられたと
伝わる御旧跡地があります。
近くにはやはり変わった様式の建物
浄福寺もあり、訪ねてみました。
こちらは、昭和2年完成。
当山の開基善順は俗姓を井上忠長、
かつて鎌倉の扇ヶ谷に居住していた源氏の武将でしたが、
鎌倉兵乱の際に没落。
武名を隠して、柿崎で「扇屋」と名乗っていたとのこと。
念仏禁止の難により越後にいた親鸞聖人から、
1211年釋善順の法名を授かったのが始まりだそうです。
神社仏閣は、パワースポットと言われることが多いのですが、
神社などを訪れた際の、清々しさは
誰もが感じることではないでしょうか。
参拝を忘れずに、訪ねてみては如何でしょう。
よろしくお願いします!